フジテレビ開局60周年特別企画『教場』(2020年新春、2夜連続)の主演を元SMAPの木村拓哉が務めることが発表。

ネット上では
「『砂の器』でコケたのに、またジャニーズか……」
と不安視する声が相次いでいる、と日刊サイゾーが伝えています。


 
木村がスペシャルドラマに出演するのは、2014年3月のテレビ朝日開局55周年記念『宮本武蔵』以来。

原作は長岡弘樹氏の同名ベストセラーミステリーで、脚本は『踊る大捜査線』シリーズの君塚良一氏。

木村は冷酷無比な警察学校の教官役を演じるといい、クランク前には
「クランクインするずいぶん前から、すぐ10分後にでも撮影を始めたいという気持ちでいました(笑)」
「おそらく見たことのない、味わったことのない作品になると思うので驚く方が多いのではないかと思います」
などと自信を覗かせている。



「正義感の強いヒーロー役ばかり演じてきた木村にとっては珍しいヒール役ですから、『何を演じてもキムタク』という悪評を打ち消す絶好のチャンスといえそう。

しかし、原作ファンからは『木村のイメージじゃない』『渋さが足りない』と早くも心配の声が。

少年隊・東山紀之版『砂の器』や、V6・岡田准一版『白い巨塔』の二の舞いになるのではないかと危惧されています」(テレビ誌記者)

 
3月に放送されたフジテレビ開局60周年特別企画『砂の器』は、平均視聴率11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2ケタに届いたものの、視聴者からは「名作をやるなら、質を下げないでほしい」「ただの2時間サスペンス」などと酷評が殺到。

 
同様に、先月22日より5夜連続で放送されたテレビ朝日開局60周年記念スペシャルドラマ『白い巨塔』も、その評価はボロボロ。同作のファンから怒りの声が相次いだ。


「ジャニーズ俳優の演技だけが要因ではないものの、こうも評判の悪い作品が続くと『開局記念ドラマとの相性が悪い』と言わざるを得ない。

開局記念番組はテレビ局が大々的に宣伝するため、高視聴率が期待できますが、看板に局名を背負っている分、ドラマの評判がそのままテレビ局の評判につながってしまう。

もう『砂の器』のような失敗は避けたいフジですが、『教場』に対してネット上では『ジャニーズ主演の開局記念ドラマは、期待するだけ無駄』『キムタクより、中居(正広)くんのほうが見る気になる』なんてネガティブな声が目立ちます」(同)



「またジャニーズか……」と早くも視聴者を落胆させている『教場』。
近頃、顔の“お直し”疑惑が話題の木村だが、その若返った顔で渋味のある主人公を演じきることができるだろうか?